
代表理事
JKA 会長 ラビ博士 H シマントフ
ラビ・シマントフ博士と日本コーシャ認証の歩み
1989年冬、ラビ・シマントフ博士は東京に到着し、日本のコーシャ認証活動の中心的な存在となりました。コーシャ法(ユダヤ教の飲食規定)への深い理解と、日本の食品製造業や文化への強い関心を活かし、彼は日本におけるコーシャ認証の第一人者として活躍。現在では、日本全国250以上の工場や東アジアの施設でコーシャ製品の監査・認証を手掛けています。
シマントフ博士の専門性は、世界的なコーシャ認証機関(OKコーシャ、OU、cRcなど)からも高く評価され、これらの団体の審査官を25年に渡って勤めて日本を代表する認証ラビとして信頼されています。28年以上にわたる日本のコーシャ認証の経験と、日本の職人技や文化への敬意から、彼は「日本コーシャ協会(JKA)」を設立。日本の企業や消費者にコーシャの価値を伝え、ビジネスや生活に役立てることを目指しています。
日本の文化とコーシャの架け橋
シマントフ博士の強みは、ユダヤ教の厳格なコーシャ法と、日本の製造業の特性を理解し、両者を調和させる能力です。日本企業が国際的なコーシャ市場に参入する際、彼のアドバイスは製造工程の改善や認証取得の大きな支えとなっています。また、日本の伝統食品(醤油、みりん、水産物など)のコーシャ認証においても、現地調査と技術的な知見を活かした指導を行っています。
世界に広がる日本コーシャ製品
シマントフ博士は、「日本の高品質な食品を世界のコーシャ市場に届けたい」という思いから、企業との連携を強化。特に、輸出を目指す中小企業への支援に力を入れています。彼の活動により、日本産コーシャ製品の認知度は向上し、欧米や中東などのユダヤ人コミュニティで需要が拡大しています。
今後の展望
JKAは、コーシャ認証の普及を通じて、日本企業の国際競争力向上と異文化理解の促進を目指します。シマントフ博士は、「コーシャは単なる認証ではなく、食品の信頼の証。日本と世界をつなぐ架け橋にしたい」と語っています。